駒形桃園のこだわり、こしあんのこと・・・
作り手によって様々に変化するこしあんに、愛情を持って楽しみながら作っています。
こしあんは、豆類が砂糖と交わることによって生まれる
お菓子を造るための基本的な食材です。
小豆のこしあんと白いんげんのこしあん
この二種類が一番の基本となります。
小豆のこしあんの生餡(小豆を煮て皮を除いてこしたもの)は
渋加減の違う二種類を使います。
小豆の渋をよくさらした薄色の生餡、
小豆の渋を旨味として絞った少し濃い色の生餡を
昔ながらの割合で煉ります。
こしあんは、和菓子の種類によって変化します。
お饅頭のこしあんは、少し塩を入れたこしあんです。
薯蕷饅頭には塩なしあんを使います。
皮とあんが一体となっておいしさを作り出します。
煉り加減・火の入れ具合で旨味が引き立ちます。
きみしぐれ、小梅もなかの柚子・抹茶のあん、
求肥を煉り込んだ煉切の基本のあん等、白あんで作ります。
これらの和菓子は季節を楽しむお菓子の姿で店頭に並びます。
作り手によって様々に変化するこしあんに、
愛情を持って楽しみながら作っています。